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おしらせ

九学祭で旧職員・上妻博之先生の撮られた貴重な写真を展示します

 熊本地震後、初めての九学祭が10月27日(金)、28日(同)に実施されます。歴史資料・情報センターでは、旧職員・上妻博之先生(こうづままさゆき、1912(明治45)年5月~1959(昭和34)年3月年在職、生物担当)が、大正・昭和初期にガラス乾板で撮影された県内の植物、神社、名所旧跡等の写真を展示します。
 これらの写真は、今春、くまもと文学・歴史館(熊本県立図書館)で開催された「上妻文庫展――上妻博之が遺したもの――」で公開されたもので、その中から貴重な写真30点余りを九学祭のためにお借りできました。
 上妻先生は熊本県の植物および歴史研究に大きな功績を残されました。特に植物の分野では、「牧野日本植物図鑑」の著者である偉大な牧野富太郎に師事され、多くの植物の分類や同定に寄与されておられます。
 九州学院では中学・高校で生物を担当され、授業中には有名な「6尺長の竹棒」の洗礼を受けた生徒も多かったようです。また、先生は校内環境の整備にも力を尽くされました。旧図書館横には先生が植えられた「ナンジャモンジャ」の木が春になると真っ白な花を咲かせています。

 今回の上妻先生の遺された貴重な写真を、くまもと文学・歴史館のご配慮のもとで展示・開催します。同時に上野輝彌先生(S1卒業、国立科学博物館名誉研究員、古生物学)の研究・業績等の展示も行います(10月27日(金)は午後から、28日(土)は9時~15時)。
 多くのご来館をお待ちしております。

1955年5月 文化祭・生物教室

前列左より
上野輝彌先生、上妻博之先生、島村峨先生

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