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白石氏(S8回)が「ブラウン博士の追悼集」(翻訳本)を発行

[2012-01-05]

関東在住の白石健二氏(S8回)は、九州学院創立百周年の記念の年に「C.L.ブラウン博士の追悼集」(日本語翻訳本)を発行しまし、学院に寄贈された同追悼集は多くの関係者に配られました。

九州学院創立者のブラウン博士がリビアで客死した後の1922年にアメリカで追悼集が刊行され、その一冊が九州学院の図書館で保管されていましたが、19536月の豪雨による水害で九州学院も甚大な被害を受け、図書館の蔵書の多くが水に浸かり泥まみれになりました。

当時、「敬愛会」だった白石氏は被害蔵書の救出奉仕作業にあたり、かろうじて形状を保った「C.L.ブラウン博士の追悼集(英文)」を発見し、家に持ち帰って洗浄、乾燥をしましたが返却の機会を逸してしまいました。

その後、「いつの日にか同書を翻訳、印刷して創立者ブラウン博士の学院への思いや、博士の人となりを後輩や関係者に伝えたい」という夢を抱き続け、弟の白石寛氏(S13回)やお子様の協力で58年ぶりに翻訳本の発行に至ったものです。

 

原本は白石氏が保管しており近日中に母校に返納されるとのことですが、58年越しにこのような形で同書が九州学院に返って来ることは実に素晴らしいことです。白石氏の母校愛と強い責任感は実に素晴らしいものです。