創立記念講演会 「人類とウィルスの戦い」 講師は蟻田功氏
[2012-01-19]
九州学院は1910年の1月19日に国から学校設立が認可され、1911年の4月に開校しました。学院は1月19日を創立記念日に定め、毎年この日に記念講演会を開いています。
今年は元WHO天然痘根絶対策本部長の蟻田功さん(85)をお迎えし「人類とウィルスとの戦い」という演題で全校生徒にお話をして頂きました。
先生は熊本医科大のご出身で戦後の荒廃地で感染症が流行する中、医学を志し、厚生省をへてWHOで天然痘問題に取り組みました。長年の苦労の結果根絶にこぎつけ、WHOが80年に撲滅宣言をするに至る立役者となりました。
先生はDVDやパワーポイントなどを用いて、いかにして天然痘根絶にこぎつけたかというその活動などについてお話されました。
「一生懸命に勉強して下さい。そして世の中で役に立てるように頑張って下さい」と、最後に生徒に呼び掛けると、熱心に講演を聴いていた生徒たちの大きな拍手が、会場となった体育館に鳴り響きました。